2026-05

見られた

昔カメラ店の女性店員に

一九九〇年代の終わり、地方都市のロードサイドにあるカメラ店は、どこも独特の匂いが染みついていた。酢酸のような、ツンと鼻を突く薬品の匂い。そして、現像機の駆動音が低く響く、どこか薄暗い空間。十四歳だった僕――アキラは、自転車のペダルを強く漕ぎ...
病院

皮膚科にて女医と看護師に

それは、長年放置していた太ももの裏のしつこい湿疹が、いよいよ我慢できないほど痒くなったときのことだった。​僕は30代半ばの、いわゆる「モテない男」。恋愛経験は乏しく、女性と一対一で話すだけで緊張して汗をかいてしまうような、冴えない会社員だ。...
スリル

古びた雑居ビルの男女共用トイレで

地方都市の古びた雑居ビル。その3階にある、男女共用のトイレ。それが、僕が一生忘れることのできない「屈辱と陶酔」の舞台だった。​二十代半ばの僕は、お世辞にもモテるとは言えない人生を送ってきた。地味な容姿に、女性と目を合わせるだけで吃ってしまう...