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女体育教師に勃起を見られて

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高校時代の記憶というものは、時が経っても色褪せない鮮烈な一コマを孕んでいることがある。私にとってのそれは、けっして甘酸っぱい青春の1ページなどではなく、今思い返しても顔が火照るような、破廉恥で、それでいてどうしようもなく官能的な「あの一瞬」に集約されている。

高校2年の秋。体育の授業は男子が柔道、女子がダンスと分かれて行われていた。

当時の私は、とにかく汗かきだった。週に一度の柔道の授業は、ただでさえ重く通気性の悪い柔道着に身を包み、畳の上で組み合う過酷な時間だ。最初の数回こそ真面目に下着(ボクサーパンツ)を穿いた上で柔道着の下衣(ズボン)を穿いていたが、授業が終わる頃には下着が文字通り「バケツの水をかぶった」かのようにぐっしょりと濡れてしまう。それが不快でたまらなかった私は、ある時から「どうせ誰も見ないし、柔道着の下衣は厚手だから透けないだろう」と高を括り、ノーパン、つまり直に柔道着を穿くという暴挙に出るようになっていた。

その日も、激しい乱取りの末に授業終了のチャイムが鳴った。全身から湯気を立てるほど汗をかいた私は、一刻も早く着替えて冷たい水を飲みたい一心で更衣室へ向かおうとした。

しかし、そこで予期せぬトラブルが起きた。

「……くそ、なんだこれ。ほどけない」

汗と脂、そして互いに強く引っ張り合った衝撃のせいか、柔道着の下衣を固定している腰紐が、見たこともないほどガチガチの「固結び」になってしまっていたのだ。水分を吸って肥大化した綿の紐は、指先でいくら弄ってもびくともしない。爪を立てようにも、汗で滑って力が入らなかった。

周りの友人たちは「じゃあな」と次々に更衣室へ消えていく。焦れば焦るほど指先は震え、結び目はさらに固く締まっていくようだった。気づけば武道場には、私と、授業の片付けをしていた担当の女性体育教師、浅野先生(仮名)の二人だけが残されていた。

浅野先生は当時20代後半。大学まで陸上をやっていたという、ショートカットがよく似合う、生徒の間でも「美人だけどサバサバして怖い」と評判の先生だった。ジャージ越しにもわかる引き締まった身体と、気の強い眼差しに、私は密かに憧れを抱いていた。

「おい、何をしてるの。早く着替えて教室に戻りなさい」

不機嫌そうな声が静かな武道場に響いた。私は情けなさと焦燥感で顔を真っ赤にしながら、蚊の鳴くような声で答えた。

「あの、先生……紐が、固すぎてほどけなくなっちゃって……」

浅野先生は呆れたようにため息をつくと、ピタピタと素足で畳を叩きながら私に近づいてきた。

「どれ見せて。男子のくせに情けないな」

先生は私の目の前にしゃがみ込んだ。その瞬間、先生の髪から香るシトラス系のシャンプーの匂いと、微かに混じる汗の匂いが、私の鼻腔を突いた。大好きな先生が、自分の股間のすぐ目の前にいる。その事実だけで、私の心臓は早鐘を打ち始めた。

しかし、本当の恐怖と興奮はここからだった。私は今、「ノーパン」なのだ。

「うわ、これ本当にガチガチだな。何やったらこんな結び目になるんだよ」

先生は文句を言いながら、両手の指先を私の腰紐の結び目にかけた。先生の細いけれど力強い指先が、私の下腹部に何度も触れる。爪が、皮膚にチクリと当たる。その刺激が、ダイレクトに脳へと突き抜けた。

(マズい、これは本当にマズい……!)

必死で雑念を払おうと、明日の小テストのことや、昨日の野球の試合の結果などを必死に頭に浮かべた。だが、目の前では憧れの女性教師が、顔を私の下腹部に近づけ、吐息を感じるほどの距離で格闘しているのだ。私の身体は、本能的な危機感と、それ以上の禁断の興奮によって、急速に「準備」を始めてしまっていた。厚手の柔道着の生地が、内側からの張力で怪しく膨らみ始める。

「あ、先生、やっぱり自分でなんとか……!」
「動くな、余計に締まるでしょ。……よし、少し隙間ができた」

先生は私の制止を聞かず、集中した面持ちで爪を立て、一気に結び目を引き絞った。

――ズ、ルリ。

濡れた綿紐が摩擦音を立てて解放された、その瞬間だった。
汗の重みと、限界まで張り詰めていた私のペニスが生地を押し押し出した勢いで、柔道着の下衣は、何の抵抗もなくストンと足元までずり落ちた。

「え――」

浅野先生の動きが、完全に止まった。

遮るものは何もなかった。武道場の外から差し込む秋の西日が、私の、完全に猛り狂って、これ以上ないほどにそそり立った下半身を神々しいまでに照らし出していた。

静寂が武道場を支配した。時が止まったかのような数秒間。
浅野先生の目は、私の顔から、ゆっくりと視線を下げ、目の前にある「それ」に釘付けになっていた。驚愕で大きく見開かれた瞳。先生の唇が、かすかに震えているのがわかった。

「……あんた、パンツは……?」

絞り出すような先生の声。
その瞬間、私の脳内で何かが完全に弾けた。恥ずかしさ、情けなさ、そして「大人の女性教師に、自分の最も興奮の進んだ状態を晒している」という狂おしいほどの背徳感。全身の血流が下半身へと集中し、ドクドクと脈打つのが自分でも分かった。見られている。今、この綺麗な先生に、私のすべてを凝視されている。

「すみませんっ……!」

私は裏返った声で叫ぶと、足元に落ちた下衣をひったくるように拾い上げ、前を隠しながら猛烈な勢いで更衣室へと走り去った。

背後から先生が何かを言った気もしたが、耳鳴りが酷くて何も聞こえなかった。更衣室に飛び込み、鍵を閉め、一人きりになった空間で、私は激しく上下する胸を押さえた。下半身はまだ、怒張したまま熱を帯びていた。その日の残りの授業をどう過ごしたか、私は全く覚えていない。

翌週の柔道の授業、私は恐怖と恥ずかしさで死にそうになりながら武道場へ向かった。当然、下着はしっかりと穿いていた。

浅野先生は、いつも通りの厳しい先生だった。私と目が合っても、顔色一つ変えなかった。しかし、授業の終わり際、出席簿を片付ける先生の横を通り過ぎる瞬間、先生は私にだけ聞こえるような低い声で、ポツリと言った。

「今日は、ちゃんと穿いてるみたいだな」

悪戯っぽく、ほんの少しだけ口元を緩めて私を見た先生の瞳を、私は一生忘れることができない。あの秋の日の夕暮れ、下半身を丸出しにした瞬間のあの爆発的な興奮は、今でも私の密かな、そして最大の性癖の原点として、記憶の奥底に深く刻まれている。

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